秋深き ○○ 三昧

「長月」 の9月より長くなる10月の夜は …

「燈火(とうか)親しむべし」中国・唐代の文人である韓愈(かんゆ)が残した詩にあるように、「秋の夜は涼しさが気持ち良く、あかり(灯光)で読書をするにはもってこい」という意味です。秋は読書に一番適した季節であるということを表現したこの言葉が『読書の秋』の由来になっているそうです。

三上の読書という言葉を知っていますか?
昔の偉い人は、枕上 (ちんじょう) ・ 馬上 (ばじょう) ・ 厠上 (しじょう) のを心掛けたものです。

 

  • 枕上・・・寝床の上
  • 馬上・・・今で言えば、電車・バス・自動車などで移動しているとき
  • 厠上・・・トイレの中

 

特に受験生は参考にすべきです。受験生の場合、読書もいいですが、英単語を覚えたりするのもいいですね。

トイレの中には、英単語・英熟語、四字熟語・慣用句などの一覧表とか、歴史の年表などを貼っておく。寝る前の5分は、漢字・語句・文法などの問題を解く。電車やバスで通学している生徒は、乗車中に社会や理科の一問一答の問題を解く。メニューは十人十色、各自それぞれが決めることです。

/// わずかな時間に集中して覚えたことは、意外と記憶に残るものです。///

ある日電車で、知り合いの受講生さんと一緒になった時、たぶん普通の人と比べたら、3~4倍は速く本を読んでいて、隣に座っていた私は 「そんな速さでほんとに読んでるの?」 と思わず聞いてしまったくらい速読していました。インド哲学の用語に、サンスクリット語で 「サマーディ」 という言葉があります。仏教では、このサマーディを 「三昧(さんまい)」 と言います。受験生の場合、きっと勉強三昧の境地に入ると、それまでとは次元の違う力を出せることがあるのですね。

 

受講生のみなさん、この秋に集中力を強化して入試までの残された時間を最大限に活用しましょうね。

 

 

秋深き隣は何をするひとぞ     松尾芭蕉