謹賀新年

I hope will dwell in happiness keeping love, brawery and hope in 2017!

「 2017年、愛と勇気と希望でいきましょう!! 」

新年あけましておめでとうございます。

受験生にとってはこれからが本番です。
健康管理をしっかりして志望校に見事合格できるよう頑張ってください。
皆さんの夢が成就することを祈念しています。

 

さて今、読んでくれているキミたちに、開明グループ・東進衛星予備校を運営する株式会社エイコスの本社所在地の津市に今なお語り継がれてきた民話の中で、三重県津市芸濃町にある長徳寺に語り継がれている民話をご紹介しましょう。

「天に昇った龍」

むかし、むかしのことなんやけどな。川の淵にな、小さい頃に迷子になって、
天から落ちてしもうた龍が住んでおったんよ。
その龍はおとなしゅうてめったに姿を見せへんだけど、月夜の晩には空をながめて、
「ああ、天にかえりたいなぁ」と思うて涙をこぼしおったんさ。
せやけど、天に帰るにはえらい坊さんの話を聞いて、いろいろ勉強をせんならんかった。
そうやで、龍はえらい坊さんがおいでになるのをずうっと待っておった。


川の淵の上にはな、長徳寺というお寺があってな、いつのころからか、大器用道(たいきゆうどう)とおっしゃるえらい坊さんが住まわれるよになったんやて。

 

坊さんが、毎日暗いうちに起きてお経をあげるとな、声が山に響いて、龍のおる淵の水がシュシュシュシュと小さい波をうち立てるほどやったんやと。

 

そのうち、坊さんがお経をあげてみえると、きれいな着物を着た娘さんがお参りに来るようになってな、お経が始まるといつのまにか後ろにおって、だまっておるのやが、そのうちいっしょになってお経をあげはじめたんやて。

坊さんは、これは何かわけありやと思て、娘に聞いた。

 

「これ、娘さんや。お前さんはいったいどこのどなたじゃな」
「はい、わたくしは門前の淵に長年住んでおります龍でございます」
「龍であるお前さんが、なぜに毎日お参りにこられるのじゃ」
「はい、わたくしは元は天に住んでおったのですが、おはずかしことに、幼きころ、迷って天から落ちてしまいました。一日もはよう、帰りたいと願ごうておるのですが、そのためにはえらいお坊さまのお話を聞き、天に帰るすべを学ばねばなりません。長年の思いがみのり、こうしてあなた様のようなりっぱな方に巡り会えましたので、こうしてお参りしております」

 

そう言って深々と頭を下げたので、坊さんは、深くうなずいて「そうか、そうか。それでは百日の間、わしと一生懸命お参りをなさるがよい」とおっしゃた。 つづく